旅行が趣味で、毎月のように旅行に行く人がいる一方、お金と時間の無駄なので行かないほうがいいと感じる人もいます。この記事では、力は無駄であるという意見について、詳しくご紹介します。また旅行中のお金の無駄遣いと、その対策についてもご紹介します。旅行は無駄であるという意見を知ることで、逆にどのように旅行を楽しめばよいかの参考になれば幸いです。
ポイント
- 旅行はお金と時間の無駄
- 国内旅行と海外旅行の無駄
- 旅行中に無駄遣いしてしまう理由
- 無駄遣いをしないための対策
旅行は無駄という意見について
旅行はお金の無駄
旅行はお金の無駄と考える人も多くいます。お金の観点から、詳しく理由をみてみましょう。
高い費用
旅行には多くの費用がかかります。航空券、ホテル、レストラン、観光地への入場料など、それぞれに費用が発生します。またそれらは、日常的な生活に比べると、割高となることが多いです。特に海外旅行の場合は、さらに高くなる傾向があります。
リターンがない
旅行は、お金がかかる割には、明確なリターンがないと感じる人もいます。例えば、ビジネスや教育にお金を投資する場合、将来的に何かしらの形でリターンが期待できるものです。しかし旅行の場合は、思い出や体験といったもののため、明確な利点として挙げづらく、価値がないと感じる人もいます。
一時的である
例えば、車を購入するれば、物理的な資産となりますが、旅行で得られる楽しみは、その時だけのものであり、長期的な価値とならないと感じる人もいます。
他に優先事項がある
家族や健康、他の趣味など、他に重視すべき事柄があり、旅行にお金を使うくらいならば、それらに使いたいと考えることもあります。
緊急時に備えたい
特に近年は、社会情勢が不安定で、何が起きるかわかりません。そのため、緊急時の備えとして、資金を確保しておきたいという傾向があります。
旅行は時間の無駄
旅行は、お金だけでなく、時間の無駄だと感じる方もいます。
仕事や勉強に支障が出る
旅行の間、仕事や勉強から離れる時間が必要があります。その間に進捗が滞ってしまいますし、取り戻すには余計なエネルギーが必要となります。
日常生活に支障が出る
勉強や仕事以外にも、旅行の準備をしたり、帰宅後の後始末をしたりと、日常生活も一時的に中断されます。特に家庭がある人や、社会的責任がある人は、煩わしく感じるかもしれません。
情報はいつでも得られる
インターネットやVRの普及により、遠い場所の文化についても、現地に行く必要はなく、容易に情報を得られるようになりました。そのため、わざわざ時間をかけて旅行に行くのは、無駄と感じる人もいます。
移動時間・待ち時間が無駄
旅行は、その目的地だけでなく、移動時間、待ち時間、様々な調整時間といった、目に見えない時間も多くあります。これらの時間や有意義ではなく、無駄と感じる人もいます。
旅行は文化を理解できなくて無駄
旅行の醍醐味は、その文化に直接触れることができるという体験です。しかしそれは、表面的でしかなく、意味がない行為だという批判もよくあります。
短時間の滞在
ほとんどの旅行は短期間であり、その期間内で文化を深く理解することは難しいです。数日間の観光で、訪れた国や地域の文化・言語・歴史・習慣などを理解することはできません。
言語の障壁
文化を深く理解するためには、その地域の言語に通じている必要があります。しかし多くの場合、旅行者はその地域の言語を十分に理解していません。したがって文化について、表面的な理解しかできないでしょう。
観光化
旅行地は観光業に依存していることが多く、その地域の文化が、観光ビジネスとして消費される傾向にあります。これにより、本来の文化ではなく、観光客に合わせた、見せかけの文化が強調されていることがあります。
旅行者にはおなじみの、観光名所巡り、食事、ショッピングなどは、実際にその地域で生活している人の文化や価値観とは関係がないことが多くあります。
また、ガイドブックや観光情報は、その地域の実際の文化よりも、観光客にとって面白いとされる情報に偏っています。
これでは、その文化を深く理解したことにはならないでしょう。
自己中心的なステレオタイプ
また旅行者自身も、その文化に対してステレオタイプを持っており、それを期待している側面があります。結果、観光地からその期待に応じたフィードバックを得られることで、ステレオタイプが強化されます。
また、短期間しかその文化に触れていない場合、少しの出来事を一般化してしまいがちです。
国内旅行は無駄
国内旅行は無駄という意見についてご紹介します。
まず国内旅行では、文化や風景が日常と大きく異なるわけではないので、新しさや刺激が少ないと感じるかもしれません。
それに対して、飛行機や電車、ホテル、食事、観光などに、それなりのコストがかかります。得られる価値に対して、出費が見合わないと感じる人もいます。
また時間も中途半端で、短時間の国内旅行をするくらいならば、近場でゆっくり休んだ方がいいという意見もあります。
結局、国内旅行にお金や時間を費やすならば、貯金や投資をしたり、他の時間の過ごし方をしたいと思うかもしれません。
海外旅行は無駄
海外旅行は無駄という意見についてご紹介します。
まず海外旅行は、国内旅行に比べて、はるかに高い費用が必要となります。特に飛行機代、宿泊費は高額になりがちです。
また、長いフライト時間を無駄に感じるかもしれません。フライトだけでなく、前後の時差ボケの調整も含めて、その時間を他の有意義なことに使ったほうがよいと感じる人もいるでしょう。
治安や健康のリスクもあります。治安が不安定な地域を避けるのは当然ですが、単に食事や水、気候などが合わずに、健康を崩すこともよくあります。
そして、苦労した割りに、得られるリターンは、表面的で薄い体験でしかないという意見もあります。
さらに、長距離の飛行は大量のCO2排出につながるので、環境に対する負担が大きく、無駄な行為だと感じる人もいます。
家族旅行はもったいない
旅行には、一人旅、友人との旅行、社員旅行など様々ありますが、意外とやっかいなのが家族旅行です。家族という、密接な関係を持つ集団でありながら、個々によって様々な考え方があるので、問題となりやすいのです。家族だからこそ、我慢ができずに、不満が爆発してしまうことがよくあります。
費用
旅行は人数が増えるほど、費用がかさみます。当然家族全員で出かける場合は、多くの出費となります。そしてその料金を支払うのは、多くの場合、親となるでしょう。子供が小さいうちは疑問を持たないでしょうが、成長してお金についての理解がでてきた後は、そのお金があれば別のことに使いたいと考えるようになるかもしれません。
時間
家族旅行が他の旅行と違うのは、参加メンバーの年齢がバラバラということです。仕事に行っている人もいれば、学校に通っている人もいます。それぞれ休みの取り方も異なるので、スケジュールを調整するのが大変です。またそれが、ストレスの原因となることもあります。
価値観の不一致
家族だといって、趣味や価値観は必ずしも一致していません。むしろ正反対となることがよくあります。その正反対の価値観が、旅行先の選択や活動に影響を与え、ストレスとなることがよくあります。
親が旅行好きでも、子供は家にいたいという場合はあるでしょう。また、思春期の子供は、親と一緒に行動すること自体を嫌がるかもしれません。
ストレスの蓄積
旅行は、日常とは異なる行動をしますし、不確定要素も多いので、ストレスを感じることは当然と言えます。友人や同僚との旅行と違い、家族旅行の場合は、そのストレスが家族相手に向いてしまうことがよくあります。
また家族は、旅行前も、旅行後も行動をともにすることになります。家族旅行をきっかけに絆を深めるつもりが、逆効果になってしまうことはよくあります。
旅行中の無駄遣いについて
旅行中にお金の無駄遣いが発生する理由
旅行はそれ自体お金がかかるものですが、後になって考えると必要でなかったり、価値がなかったと感じるようなことに、お金を使ってしまいがちです。ここでは、旅行中によくある無駄遣いの例をご紹介します。
計画不足
予算や工程を十分に計画していない場合、食事やアクティビティに無駄にお金を使ってしまうことがあります。
衝動買い
旅先で見かけた商品に興味を持ち、必要性を考えることもなく、衝動的に購入してしまうことがあります。
観光地価格
一般的に、観光地では商品やサービスが高価に設定されています。別にその場で買う必要もないのに、雰囲気に流されて、無駄に購入してしまうことがあります。
不要な贅沢
ホテルの部屋、レンタカーの車種、飛行機の座席などをアップグレードし、不必要なお金を使ってしまうことがあります。
割高な交通費
土地勘がないために、最安の方法ではなく、タクシーなどの高価な移動手段を使ってしまいがちです。
相場の知識不足
旅先での標準価格が分からないために、無駄に高い金額を支払ってしまうことがあります。
為替レート
円安の時に海外旅行に行くと、同じ品物なのに、高い金額を支払って購入することになっていまいます。
飲食費
旅行中はいろいろな食事を楽しみたいものですが、結果として予想外の出費となりがちです。
集団心理
他の人達と一緒に旅行する場合、そのグループの意見や価値観に合わせて、自分にとっては必要ないものを購入してしまう可能性があります。
旅行中に無駄遣いしないための対策
旅行中に、無駄なお金を使わないための対策法を、いくつかご紹介します。
事前調査と計画
予算を立て、それに沿った計画をしっかりと作成することで、無駄遣いを予防することができます。
価格比較
購入前に、他の店舗やオンラインショップでの価格を確認することで、標準的な価格から逸脱していないかが分かります。
現地や経験者のアドバイス
現地の人たちや、以前その場所に言ったことがある人にアドバイスをもらうことで、無駄遣いを防ぐことができます。
日々の金銭管理
旅行中は、お金の支払にルーズになりがちです。旅行中でも毎日の支出をチェックすることで、予算オーバーしていないか確認することができます。
本当に必要家確認する
衝動買いを避け、本当に必要なもの、長く使えるものだけを購入するようにします。
交通手段を確認する
安い公共交通機関を利用する、または自転車や徒歩を選ぶことで、交通費を節約することができます。
食事手段を選ぶ
高級レストランばかりでなく、安価なレストランや、屋台、現地の市場などを確認することは、お金の節約になるだけでなく、旅の経験がより豊かなものとなります。
まとめ 旅行の無駄について
記事の内容をまとめます。
- 旅行は、高い費用がかかる割に、目に見えるリターンが少ないので、お金の無駄
- 旅行は、移動時間や待ち時間が発生するし、必要な情報は現地に行かずとも得られるので、時間の無駄
- 短時間の旅行では、表層的な理解しかできないので、行くだけ無駄
- 国内旅行は、対して違いがない割りに、お金だけかかるので、無駄
- 海外旅行は、お金や時間がかかるし、リスクも高い割りに、得られるものが少なくて無駄
- 家族旅行は、家族という間柄ゆえに、意見が対立してストレスが溜まりがち
- 旅行中は、衝動買い、観光地価格、為替レートなどにより、無駄遣いしてしまいがち
- 旅行中の無駄遣いを防ぐには、予算管理をし、他人にアドバイスを求めるとよい