サンダルは、メンズ・レディースを問わず、楽に履くことができるので人気のアイテムです。しかし旅行となるとどうでしょうか。快適でもありつつ、少し心許ないところもあります。この記事では、旅行でサンダルを履くことについてのメリット、デメリットについて、詳しく解説していいます。スニーカーとの比較や、海外旅行の事情、沖縄旅行の事情についても解説しています。
ポイント
- 旅行にサンダルをおすすめできない理由
- サンダル、スニーカーのメリット・デメリットの比較
- 海外旅行にサンダルを持っていくべき理由
- 沖縄旅行はサンダルだけで可能か
旅行にサンダルを履いていくのはやめたほうがいい理由8選
サンダルにはメリットもたくさんがありますが、サンダル「だけ」しか持っていないと、困ったことになる可能性が高いです。ここでは、旅行にサンダルをおすすめできない理由を8つご紹介します。
疲れやすい
旅行にサンダルを履いていくのをやめたほうがいい理由は、やはり疲れるということです。
サンダルは、軽くて、通気性がよくて快適です。また脱ぎ履きするのも簡単です。
一方、クッションが不足していることが多いので、長時間歩いたり立ったりしていると、足が疲れてしまいます。そうなると、旅行の計画を見直す必要が出てくるかもしれません。
靴擦れする
サンダルは、ストラップ部分が皮膚に直接触れるので、靴擦れをして、痛みや水ぶくれができる可能性があります。
一度傷ができると、そう簡単には治りません。歩かないわけにはいかないので、その度に痛みが走ることになります。
そうなると、旅行を楽しむことができなくなります。せっかくの旅行が台無しです。
緊急時に走れない
別に旅行先でスポーツをするわけではないので、走る必要はないと考えるかもしれません。
しかし人生、何が起きるかは分かりません。突然の犯罪や、事故、自然災害に巻き込まれる可能性は十分にあります。
そういう時に走ることができないサンダルでは、逃げ遅れるかもしれません。
雑踏で危険
観光地によっては、とても混雑していることがあります。
そういう時に足を踏まれたり、サンダルが脱げたりすると、大変なことになります。
壊れやすい
サンダルは安価な分、壊れやすいです。
ストラップ部分が外れたり、ソールがすり減ったりします。そうすると、転倒して怪我をする危険性もでてきます。
もちろん安いので、買い直せばいいのですが、場所によってはそれがすぐにはできないこともあります。
不衛生
海外旅行では、日本とは比べ物にならないくらいに、衛生的ではないことがあります。
そういう場所で、皮膚がむき出しになっているサンダルは、肉体的にも精神的にもダメージを負います。
ハイヒールは、道端に落ちている汚物を踏まないために考案されたという事実を思い出してください。
寒い
季節が夏だから、サンダルでいいだろうというのは大間違い。飛行機内は、夏でも寒いのです。またホテルや電車の中が、キンキンに冷えていることもあります。
風通しの良いサンダルは、足元から冷えてきます。
もちろんサンダルだけの問題ではありませんが、防寒という観点は、特に国際線に乗る際には考えなければいけません。
ドレスコード違反
基本的にどこの文化でも、サンダルはカジュアルな服装と見なされます。
高級ホテルやレストランにドレスコードがある場合もありますが、忘れやすいのが宗教施設です。教会や寺院などでは、サンダルが不適切なことがあります。
単なるマナー違反から、入場が断られる場合まで、対応は様々です。
旅行にサンダルはやめたほうがいい?それでもサンダルがおすすめな理由!
旅行にサンダル「だけ」で行くのはおすすめできませんが、一方でサンダルは必須のアイテムでもあります。その理由をご説明します。
夏の旅行、サンダルとスニーカーはどっちがいい?
疲れにくい靴と言えばスニーカーとなるでしょう。しかし、サンダル・スニーカーともにメリット・デメリットがあります。特に夏の旅行となれば、サンダルの方がいい場面もあります。
サンダルのメリット
サンダルの一番のメリットは通気性です。暑い天候や湿度が高い場所でも、通気性がよいサンダルは快適に履くことができます。
また、脱ぎ履きが簡単というメリットもあります。プールやビーチでの利用に便利です。
汚れてもすぐに洗えるという点も重要です。
またサンダルは、通常スニーカーよりも軽いので、荷物が少なくて済みます。
サンダルのデメリット
疲れやすいので、長時間の歩行やハイキングには向いていません。
また、保護する面が少ないので、怪我をしたり、皮膚のトラブルが起きやすいです。不潔な環境にも向いていません。
脱げやすいので、スポーツなど、激しい運動をすることはできません。
風通しが良すぎるので、寒い環境での利用には向いていません。
スニーカーのメリット
足全体を保護するので、怪我や衝撃から守ることができます。
また長時間歩いても疲れませんし、激しい運動をすることもできます。
また、多くの場面で利用できるので、スニーカー一足あれば、ほとんどの状況に対応できます。問題があるのは、フォーマルなドレスコードがある場所くらいでしょう。これについては、サンダルも同様です。
スニーカーのデメリット
一般的にサンダルよりも重く、かさばるので、持ち運ぶには向いていません。
通気性が少ない分、暑い環境では不快に感じるかもしれません。
また、脱ぎ履きするのも、サンダルに比べれば少し大変です。
また、水に濡れると乾かすのが大変なので、気軽に洗うことはできません。
まとめ
項目 | サンダル | スニーカー |
---|---|---|
通気性 | ◯ | ✕ |
脱ぎ履きの容易さ | ◯ | △ |
短期的な快適さ | ◯ | ✕ |
長期的な疲れにくさ | ✕ | ◯ |
足の保護 | ✕ | ◯ |
運動 | ✕ | ◯ |
水辺での利用 | ◯ | ✕ |
持ち運び | ◯ | ✕ |
洗いやすさ | ◯ | ✕ |
フォーマル | ✕ | ✕ |
プールやビーチが目的地であれば、サンダルが便利でしょう。
都市や観光地を多く回る場合、体を動かすことが多い場合は、スニーカーの方がよいでしょう。
スニーカーを基本として、サンダルを荷物として持っていると、様々な状況に対応できて便利です。
海外旅行にサンダルを持参するべき理由
基本的に旅行にサンダルは向いていませんが、海外旅行の場合は、持参することをおすすめします。それは、スリッパの代わりになるからです。
サンダルにも様々なタイプがありますが、スリッパ代わりとしておすすめなのは、ビーチサンダルです。
ホテルにスリッパがない
部屋で靴を脱ぐ習慣がない国では、ホテル等にスリッパが用意されていないこともあります。
一日中歩き回って疲れたのに、部屋の中でもスニーカーや革靴を履いていないといけないのは、大変ですよね。
そういう時にサンダルがあると、一気にリラックスができ、とても快適です。
それならスリッパでいいという話なのですが、サンダルにはスリッパにはない利点があるのです。
トイレやシャワーで使える
トイレやシャワールームが汚れていて、衛生的ではないことがあります。
また、排水が悪いことが多いので、使っていると床にどんどん水が溜まってきて、気持ちが悪いです。
そういう時にサンダルがあると、安心感があります。これはスリッパにはない大きなメリットです。
汚れても平気
雨が降っていたり、道が整備されていなくて泥だらけだったりして、お気に入りのスニーカーが汚れるのにちょっと抵抗がある場合、あえてサンダルを履くという方法もあります。
もちろん足も汚れてしまうのですが、洗えばいいだけです。サンダルも水で流すだけで、すぐに汚れが落ちます。
スニーカーだと濡れると乾かすのが大変なので、水に強いサンダルは、持っていると何かと便利です。
予備の靴として
旅の途中で、履いていた靴が壊れてしまうということもあるでしょう。
そんな時に、予備としてサンダルを持っていれば、最悪なんとかなります。
サンダルは軽くてかさばらないので、緊急時のバックアップという意味でも持っているとよいでしょう。
スリッパの上位互換として
その他、飛行機の中など、スリッパが活躍する場面では、基本的にサンダルで代用できます。
スリッパの上位互換として、サンダルを持っていけば、荷物を減らすことができます。
沖縄旅行にサンダルだけは平気?
海外旅行にはスリッパ代わりにサンダルがおすすめということでしたが、国内旅行の沖縄はどうでしょうか。
沖縄では、サンダルは必須となりますが、沖縄の事情も含めて詳しくご紹介します。
レンタカーがメイン
まず、沖縄の移動はレンタカーが基本となります。
運転をするならば、脱げやすい靴は危険となります。サンダルでもいいのですが、脱げにくくなっているものを選びましょう。
逆に、長時間歩くということはあまりありません。もちろん首里城などもありますが、歩き回って疲れてしまうということはないので、サンダルでも平気でしょう。
フォーマルな場所は少ない
基本的にカジュアルな服装でよく、スーツや革靴が求められるような場所は少ないです。
そのため、ずっとサンダルでいることも可能です。
岩場がある
ビーチには、砂だけでなく、岩場もあります。
こういう時に、脱げやすいサンダルは危険となります。また、ヒールがあるタイプも避けた方がよいでしょう。運転と同じで、脱げにくいタイプがおすすめです。
日焼け対策が必須
夏に沖縄に行くならば、間違いなく日焼けをします。サンダルのストラップ部分や、クロックスの穴部分には、くっきりと日焼け跡が残ります。
特に足の甲は、角度的に直射日光が当たりやすく、他の箇所よりも日焼けしやすいのです。そのため、普通の日焼け止めでは不十分なことがあります。
また一般的に、日焼け止めを塗るとヌルヌルして、ストラップ部分が滑りやすくなります。スプレータイプのものを使ったり、脱げにくいサンダルにするなど、工夫が必要となります。
サンダルは現地購入できる
沖縄に行けばサンダルはどこにでも売っていますので、わざわざ持っていく必要はありません。安いものであれば数百円で購入できます。
カラフルな色合いの「島ぞうり」はお土産としても人気です。
また、ストラップからソールまで、丸ごと全部樹脂でできた「ギョサン」は、丈夫で滑りにくく、簡単に丸洗いできておすすめです。元々は地元の漁業関係者が使用していたそうです。
マリンシューズもおすすめ
マリンシューズとは、形はスニーカーですが、軽くて速乾性があり、水中でも使えることを想定して作られた靴です。「ウォーターシューズ」「アクアシューズ」とも言われています。
これまで見てきたような、運転、岩場、日焼け等の問題を全てクリアすることができます。沖縄にいる間、ずっとマリンシューズでいることも可能です。
ただし、自宅からずっとマリンシューズを履いて沖縄まで行くのかと言われると、少し微妙なので、沖縄についたら履き替えるという感じにはなるかと思います。
まとめ サンダルだけで旅行をするのはやめたほうがいい理由
記事の内容をまとめます。
- サンダルのデメリットとして、以下の8点がある
- 疲れやすい
- 靴ずれする
- 緊急時に走れない
- 雑踏で危険
- 不衛生
- 寒い
- ドレスコード違反
- サンダルのメリットとして、以下の6点がある
- 通気性が良い
- 脱ぎ履きが簡単
- 快適
- 水辺で利用できる
- 持ち運びしやすい
- 洗いやすい
- 基本的にはスニーカーをメインとして、サンダルをサブとして持っているとよい
- 海外旅行では、スリッパの代わりとしてサンダルを持っていくことを推奨
- 沖縄では、脱げにくいサンダルか、マリンシューズを推奨
- 沖縄では、サンダルは現地購入できる