似顔絵は「結婚記念日」や「還暦祝い」などに人気のプレゼントではありますが、もらっても嬉しくない、困ると言われることも多くあります。ここではなぜ嬉しくないのかという理由と、それを回避する方法をご紹介します。
似顔絵をプレゼントされても嬉しくない理由
実用的でない
似顔絵をプレゼントされて困る理由の一つが、飾る以外の使い道がないということです。せっかくプレゼントとして貰うのであれば、もっと実用的なものの方がよかったと感じる方もいます。
もちろんプレゼントというのは気持ちの問題ではあるのですが、結局重要なことは、贈った人の気持ちではなく、受け取った人の気持です。どういうものをプレゼントされると嬉しいかは、人によります。
飾れない
ちょっと想像してみていただきたいのですが、誰かの家に遊びにいって、その部屋に家主の自画像が飾ってあったらどうでしょうか。
「こいつ……ナルシストか?」
と思ってしまいますよね。「絵描き」か「貴族」でもない限り自分の肖像画を部屋に飾ることは、あまりないのではないでしょうか。しかし似顔絵は飾ることしかできないので、扱いに困ってしまうわけです。許されてフォトフレームサイズですね。
また、似顔絵は「ほんわか」スタイルであることが多いです。部屋のコーディネートとしても、なかなか合わせることが難しいですよね。
この扱いにくさが、似顔絵をプレゼントされても嬉しくない理由となっています。
捨てにくい
扱いにくいからといって捨てるわけにもいかないのが似顔絵です。
そもそもプレゼントを捨てるのはどうかというところですが、そこに顔が書かれている、しかも自分の顔というところが、心理的に大きな抵抗となります。
飾ることもできない、捨てることもできないとなると、物置の奥深くにしまっておくしかなくなります。
人にあげれない
お歳暮などであれば、
「貰い物だけど、ウチでは使わないから、良かったら……」
と人にあげることも可能です。
しかし似顔絵は、他人にとってはまったく意味がないものので、人にあげるということもできません。
売れない
普通の不用品であれば、メルカリ等で処分するということもできます。
しかし、似顔絵は売れないでしょう。もしかしたらジョーク商品として売れるかもしれませんが、プレゼントをした人がたまたま見つけてしまう可能性を考えると、気軽に出品することはできません。また手間を考えたら、金銭的にはマイナスにしかならないでしょう。
自分の顔が好きじゃない
似顔絵は、その人の顔の特徴を強調・デフォルメして描くものです。でもその特徴は、本人にとってはコンプレックスで、触れてほしくないところなのかもしれません。
例えば「顎が長い」ことを気にしている人が、顎の長さが強調された絵を見たら、いい気分はしないでしょう。普段から自分でジョークにしている場合でも、本当は気にしているのかもしれません。
写真に撮られるのが嫌い
顔が好きじゃない訳では無いが、絵にされることに抵抗があるという人もいます。写真に撮られるのが嫌い、目立つのが嫌いというタイプです。似顔絵がというより、注目を集めるのが苦手といったところでしょうか。
似ていない
逆に自意識が高い人の場合、自分はこんなんじゃない、まったく似ていない、と感じるかもしれません。どうすれば喜んでくれるのかというのは、難しいところです。
絵柄が好きじゃない
似顔絵がは絵師にもよりますが、クセの強い絵柄であることが多いです。その人のセンスに合うかどうかを事前に判断することは難しいです。
リアクションに困る
どういうシチュエーションで貰うのかにもよりますが
「うわー! ありがとう……」
以上のリアクションが出てこないのが似顔絵です。絵に対してコメントするのって難しいですよね。何を言えばいいのかということで、反応に困ってしまいます。
安っぽい
似顔絵の値段はサイズによって大きく異なりますが、安いものだと2,000円からとなります。大人へのプレゼントの値段としては微妙ですよね。サイズが大きくなると数万円となりますが、大きくなればなるほど取り扱いに困りますし、数万円かけるのであれば別のものの方がよかったということになります。
似顔絵は普通にプレゼントしても嬉しくない!工夫が必要です!
このように似顔絵は、相手が喜んでくれるのか分からない、プレゼントとしては難易度の高い代物です。しかし、工夫をすれば、相手をの気分を害することもなく、インパクトがある、世界でただ一つの、記憶に残るプレゼントとなります。似顔絵をプレゼントするコツをいくつかご紹介します。
メッセージと一緒にする
似顔絵をプレゼントするのではなく、メッセージを送ると考えましょう。お金の話もありましたが、メインはメッセージであり、気持ちなのです。似顔絵はデザインの一部と考えましょう。
似顔絵サービスを選ぶ時は、メッセージが入れれるかどうかや、メッセージのサイズなどを調べましょう。
複数人にする
一人であれば「絵柄が気に入らない」「そんな顔じゃない」などの文句もでますが、二人以上描かれているのであれば、お互いに冗談を言って笑って流せるものです。
似顔絵をプレゼントするシチュエーションとしては「結婚式」「退職祝い」「長寿祝い」「誕生日」「記念日」などがあります。「結婚式」は「結婚記念日」であれば、夫婦二人を描くのは当然ですね。他にも「親と孫」や「家族全員」など、複数人になるよう心がけるとよいでしょう。
有名アーティストのスタイルに寄せる
絵柄の好みは千差万別ですが、それを突破できるのが有名アーティストの力です。
例えば「鳥山明風の似顔絵」であれば、貰った人は絶対喜ぶでしょう。見ていた第三者も「私も描いて欲しい」と言い出すかもしれません。パーティであれば盛り上がること間違いなしですので、似顔絵師を探すときには検討してみる価値があります。
笑いに全振りする
下手に感動を狙わずに、笑いに全振りして一点突破を試みるのもいい考えです。
もちろん相手や、シチュエーションは選ばないといけませんし、それがメインのプレゼントになることもありません。パーティグッズの一種として、考えるとよいでしょう
デジタルにする
似顔絵をプレゼントされても困るのが、飾ることもできないし、処分することもできないという、取り扱いの難しさです。デジタルデータであれば、そういった心配はありません。
お披露目する時には、スクリーンやタブレットに映し出して、後からデジタルデータで渡すとよいでしょう。気に入ってくれたら元絵を渡すということもできます。
ケーキにする
「形に残るのが嫌なのであれば、食べてしまえばいいじゃない!」
ということで、ケーキにするのはいかがでしょうか。ケーキのよいところは、日持ちしないので、食べざるを得ないというところです。
似顔絵ケーキとしておすすめなのが「デコレーションケーキ.COM」です。プロの絵師による高品質な似顔絵であることはもちろん、ケーキそのものの品質にもこだわっています。冷凍して配送されますので、冷凍に特化した製法が研究されています。
フォトフレームがついてきますが、似顔絵を見た相手の反応が良かったら渡して、悪かったらケーキだけ食べて、なかったことにするとよいでしょう。
むしろ自分で使う
これまで見てきた、似顔絵をプレゼントする全ての欠点を解消するのが、「プレゼントしない。自分で使う」です。そもそも他人にプレゼントするからいろいろな問題が起きるのです。自分で使えば、何も問題ありません。
結婚式の「ウェルカムボード」が良い例です。新郎新婦の似顔絵が描かれていれば、ゲストも思わずにっこりしてしまうことでしょう。これがゲストからのプレゼントであればややこしいことになりますが、ホストが自分でやっているのだから、文句のつけようがありません。
おすすめは「似顔絵グラフィックス」です。創業80年!20名以上の作家が在籍しており、オプションも多彩で、あらゆる注文に答えることができます。価格も業界最安値の7,800円から。
まとめ 似顔絵をプレゼントされても嬉しくない理由と対策について
似顔絵をプレゼントされても嬉しくない理由として、次の11個が考えられます。
- 実用的でない
- 飾れない
- 捨てにくい
- 人にあげれない
- 売れない
- 自分の顔が好きじゃない
- 写真に撮られるのが嫌い
- 似ていない
- 絵柄が好きじゃない
- リアクションに困る
- 安っぽい
それを回避する方法として、次の様なコツがあります。
- メッセージと一緒にする
- 複数人にする
- 有名アーティストの絵柄に寄せる
- 笑いに特化する
- デジタルにする
- ケーキ等の食品にする
- プレゼントではなく、ホストが自分で使う
以上、お役に立ちましたら幸いです。