イタリアは新婚旅行先として人気の国です。満足度は総じて高いですが、軽犯罪に巻き込まれたり、予定が狂ってしまったりすることはよくあります。結果、せっかくの新婚旅行に水を差してしまうかもしれません。この記事では、イタリア旅行でよくある失敗と、その対策、おすすめのイタリア旅行のプラン、予算、時期による違いについて解説しています。
ポイント
- イタリア新婚旅行で失敗したこと
- 新婚良好でイタリアが人気の理由
- おすすめのイタリア旅行プラン・時期
- 新婚旅行先として、イタリア・フランス・ギリシャの比較
イタリア新婚旅行で後悔したこと
海外旅行にトラブルは付き物ですが、新婚旅行で問題が起きると、イライラして雰囲気も悪くなってしまいます。ここでは、よくある失敗と、後悔したことをご紹介します。あらかじめ知っておくことで、対策を取ったり、実際に発生しても落ち着いて対応したりすることができます。しっかりと準備をして、最高のハネムーンを楽しみましょう。
イタリアの新婚旅行で失敗したこと 17選
新婚旅行でイタリアを訪れる際の、よくある失敗談をご紹介します。
予算オーバー
ローマやヴェネツィアなどの大都市は、物価が高めです。
また、鉄道やタクシーでの移動、レストランでのチップと、予想外の出費が重なり、予算オーバーとなってしまうことがあります。
予算は、余裕を見て組んでおくようにしましょう。
現金不足
都市部では、たいていの場所でクレジットカードが使えますが、タクシーや郊外のレストランでは使えないことがよくあります。
現金も忘れずに用意しておきましょう。
スリ
観光地や交通機関では、スリに注意しましょう。
貴重品はホテルに預け、最小限の荷物だけ、持ち歩くようにしましょう。
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ぼったくり
タクシーに乗ると、ぼったくりの被害にあうことがあります。
日本と異なり、流しのタクシーには乗らずに、ホテルに手配してもらったタクシーに乗るようにしましょう。
詐欺
観光地には多くの詐欺を働く人がいます。
- 「花」「ミサンガ」「鳩の餌」などを勝手に押し付けられ、高額を請求される
- 「写真」を撮ってあげる・撮ってくれと言われ、撮影すると高額を請求される
- 地面に置かれた「絵」を踏まれたと言われ、高額を請求される
- 子供の「おもちゃ」を壊したと言われ、高額を請求される
等があります。
基本的に、近づいてくる人、声をかけてくる人は信用してはいけません。
スキミング
ATMを利用すると、スキミングの被害にあうことがあります。
なかなか防ぐのは難しいので、利用履歴をよく確認するようにしましょう。
不適切な服装
教会などでは、ミニスカートやタンクトップのような露出が多い服装は入場が拒否される場合があります。
ショールやカーディガンを持参するとよいでしょう。
サングラス・帽子
季節や場所によっては、日差しがとても強く、目を開けていられないほどです。
特に石畳が反射して眩しいです。
サングラスや帽子は持参するようにしましょう。
歩きにくい靴
イタリアの街は石畳が多く、歩くと疲れます。
また、ホテルが山の上にあるなど、歩くのが大変なことがあります。
スニーカー等の歩きやすい靴があるとよいでしょう。
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言語
英語が通じないことは多いです。簡単なイタリア語は学んでおきましょう。
また、スマホの翻訳アプリを用意しておきましょう。
レストランのオーダー
イタリアには様々なタイプの飲食店があり、それぞれ文化や、オーダー方法が異なります。
特にリストランテでは、フォーマルなマナーが求められれますので、気軽に入店すると失敗します。
詳しくは後述します。
営業時間
一般的に、イタリア人の食事時間は日本より遅めです。日本の感覚で店を訪れると、営業していないことがあります。
だいたいランチで12~15時、ディナーで20~22時です。
チケットが取れない
観光地や人気施設は、予約がほぼ必須となります。そして売り切れになってしまうこともあります。
予約は早めに取るようにしましょう。
ストライキ
予定していた列車がストライキのために運休し、急遽別の交通手段を探さなければいけない場合があります。
列車が遅れる
ストライキでなくても、電車が遅れることは日常的です。
1時間、2時間遅れることはザラにあり、乗り継ぎともなると、それだけで一日潰れてしまうこともあります。
混雑で遅れる
移動手段の他、観光地はとても混雑しているので、思ったようにまわれないことがあります。
日程が足りない
上記のように、予定通りにいくことはまずないので、余裕を持った日程を組んでおくことが重要です。
4日程度だと、何もできなかったということになりかねません。
できれば、10日程度は欲しいところです。10日あれば、一部の日程が潰れたとしても、全体として満足の行く旅行体験となる可能性が高いです。
イタリアの飲食店の種類とオーダー方法
イタリアには様々なタイプの飲食店があります。
それぞれ目的やオーダー方法が異なりますので、間違えて入店すると、困ったことになるかもしれません。
以下に、代表的なものをご紹介します。
オステリア(Osteria)
カジュアルで親しみやすい飲食店です。価格はリーズナブルなことが多いです。
メニューから料理を選んでオーダーします。好きなものを選べばよく、フォーマルなマナーは必要ありません。
トラットリア(Trattoria)
地元の食材を使った、家庭的なレストランです。
オステリアと同じで、気軽に注文できますが、コースメニューが用意されていることもあります。
リストランテ(Ristorante)
ハイクラスでフォーマルな飲食店です。
多くの場合、事前予約が必要で、ドレスコードがあります。
ピッツェリア(Pizzeria)
ピザを中心に提供する、カジュアルなレストランです。
マナーはそれほど気にされません。
バール(Bar)
コーヒー、アルコール、軽食を提供する、カフェやバーのような場所です。
エノテカ(Enoteca)
ワインを中心としたバーで、チーズや肉料理も楽しむことができます。
ジェラテリア(Gelateria)
ジェラート(アイスクリーム)専門店です。
オーダー時払いのお店もあります。
後悔しないイタリア新婚旅行のヒント
イタリアが新婚旅行先として人気の理由と、おすすめのプラン、費用、時期、フランスやギリシャとの比較についてご紹介します。
イタリアが新婚旅行先として人気の理由
なぜイタリアは、新婚旅行の行き先として人気なのでしょうか。その理由を7つご紹介します。
町並みが美しくロマンティック
イタリアの都市は、歴史ある建築や、石畳の通りが多く、ロマンティックな雰囲気を持っています。
特にヴェニスのゴンドラや、フィレンツェの夕暮れは、カップルにとって特別な場所となるでしょう。
美味しい食事
イタリアと言えば料理です。パスタやピザ、ワインなどは世界中で愛されています。
日本人の口にもよく合うので、基本的にハズレがありません。
どこに行っても、楽しい食事体験ができるでしょう。
文化と歴史
イタリアには多くの文化遺産があります。特に古代ローマの遺跡や、ルネサンス期の建築が有名です。
自然や町並みなど、訪れるだけでその空間を楽しむことができます。
音楽と芸術
イタリアは、オペラ発祥の地として知られています。またルネサンス期の芸術も有名です。
歴史ある美術館やオペラ劇場を訪れることは、まさにイタリアに行かないとできないことです。
地域ごとの特色
イタリアは、都市によってまったく雰囲気が異なります。
歴史的な建造物の多いフィレンツェ、水の都ヴェネツィア、ファッションの街ミラノ。さらにはカプリ島やアマルフィ海岸といったリゾート地もあります。
限られた時間で、様々な体験ができることも、人気の理由です。
交通の便
イタリアの主要な都市は鉄道で結ばれているので、比較的スムーズに移動できます。
また、欧州内の近隣国を組み合わせた旅行プランを立てることも可能です。
親しみやすさ
イタリア人は、明るく、親しみやすい性格の人が多いとされています。
地元の人々との交流も、旅の良い思い出となるでしょう。
実はイタリアはロマンティックじゃない?
イタリアはロマンティックな国として、新婚旅行先として人気です。
しかし言葉の定義上は、イタリアはむしろ反ロマンティックです。
特に美術館を巡る際は、小ネタとして知っておくと、より楽しめるでしょう。
ロマンスとは
元々ヨーロッパでは、書き言葉として「ラテン語」が使われていました。
ラテン語がなまって、イタリア語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語などに派生していきます。これらの派生言語を「ロマンス語」と言います。
つまり書き言葉(文語)がラテン語で、話し言葉(口語)がロマンス語となります。
公文書はラテン語で書かれていましたが、次第に人々は、話し言葉で物語を書くようになります。より自然な文体で何を語るかと言えば、もちろん「恋愛」となります。
そこで、「ロマンス語で書かれた物語」≒「恋愛物語」という図式ができました。
ロマン主義とは
18世紀後半から19世紀にかけて、ヨーロッパの美術や文学において、「ロマン主義(ロマンティシズム)」が台頭します。
これは、「秩序や理性を重んじる啓蒙主義」に対する反発として生まれました。
ロマン主義の芸術家は、「個人の感情」「自然」「神話」などを重視します。
ロマンティックとは
「ロマンティック」とは、もともと「ロマン主義の精神」を指す言葉でした。
それに、ロマンス語の恋愛イメージが合わさり、「愛」「夢」「理想」などのニュアンスを持つ言葉へと変わっていきました。
ルネサンスとは
イタリアを代表する芸術家と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどが挙げられるでしょう。彼らはルネサンス期(14世紀~16世紀)の芸術家です。
ルネサンスとは、古典主義の復興運動です。そして、古典主義への反発がロマン主義です。
ですから、イタリア芸術はロマンティックではないということになります。
ロマン主義は、イギリス・ドイツ・フランスを中心に起こりました。それに比べると、イタリアの美術や建築への影響は小さかったようです。一方、オペラや文学の分野では、イタリアでもロマン主義の影響が強く見られました。
ただしこれらは、美術史の観点からの話であり、日常的に使われる言葉としては、イタリアはロマンティックな国というイメージがついています。
おすすめのイタリア新婚旅行ツアープラン
イタリアに新婚旅行で訪れる際の、代表的なプランをご紹介します。ここでは10日間の滞在としています。
1日目:ローマに到着
空港からローマのホテルへ移動します。
軽くローマ市内を散策し、初日の夜は、ローマの伝統的なレストランでディナーとしましょう。
2日目:ローマ観光
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンなどを巡ります。
トレヴィの泉にコインを投げるのもいいでしょう。
夜は、ローマの下町トラステヴェレ地区でディナーはいかがでしょうか。
3日目:ローマ観光
引き続きローマに滞在します。
バチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂などを訪れます。
テヴェレ川沿いをゆっくり散歩してみましょう。
イタリア料理教室など、アクティビティに参加してみるのもいいでしょう。
4日目:フィレンツェへ移動
ローマを出発し、鉄道でフィレンツェへ向かいます。
フィレンツェ市内を観光し、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂を訪れましょう。
天気が良ければ、ぜひヴェッキオ橋から夕日を眺めてみてください。
5日目:フィレンツェ観光
ウフィツィ美術館やアカデミア美術館を訪れ、ルネサンス芸術を楽しみましょう。
フィレンツェの高台、ミケランジェロ広場からはフィレンツェ市内を一望できます。
フィレンツェはジェラート王国です。ぜひ食べておきたいところです。
6日目:トスカーナへドライブ
車を運転できるならば、レンタカーを借りて、トスカーナ地方へドライブするのがおすすめです。
田園風景と、シエナやピエンツァといった歴史ある町並みを楽しめます。
ワイナリーの見学をするのもよいでしょう。
7日目:ヴェネツィアへ移動
フィレンツェを出発し、鉄道でヴェネツィアへ向かいます。
ヴェネツィアについたら、ゴンドラでの運河クルーズは外せません。
サン・マルコ広場や、ドゥカーレ宮殿を訪問しましょう。
8日目:ヴェネツィア
ムラーノ島やブラーノ島を訪れて、ガラス工芸やレース工芸を見学しましょう。
ヴェネツィア名物のバーカロ(小さなバー)で、ワインと一緒にチケッティ(おつまみ)を楽しみましょう。
9日目:ミラノへ移動
ヴェネツィアを出発し、鉄道でミラノへ向かいます。
ドゥオーモや、スフォルツェスコ城を訪れます。
最後の夜です。おしゃれなレストランで最高のディナーを楽しみましょう。
10日目:出発
お土産を買って、空港へ移動します。
日本へ戻りましょう。
新婚旅行でイタリアに行く場合の費用は?
上記のような10日間のイタリア新婚旅行をした場合の、金額の目安を、低価格と高価格に分けてご紹介します。
大雑把な例であり、様々な要因で変動しますので、参考程度にしてください。
低価格プラン
- 宿泊:シンプルなホテルや、Airbnb等を利用
- 食事:地元のトラットリアやオステリアを中心に利用
- 交通:鉄道は2等車両、市内は公共交通機関を利用
- 観光:無料や低価格の観光地を中心に訪れる
- アクティビティ:有料のアクティビティは避け、散策やピクニック等を楽しむ
1人あたり50万円~80万円(2人で100万円~160万円)の予算となります。
高価格プラン
- 宿泊:4~5星の高級ホテルや、歴史的な建築物を利用したブティックホテルを利用
- 食事:高級レストランや、伝統的なイタリア料理店を利用
- 交通:鉄道は1等車両、市内はタクシーやプライベートガイドを利用
- 観光:プライベートガイドを雇う。特別な許可が必要な場所も訪れる
- アクティビティ:ワインのテイスティングやクッキングクラス、プライベート・クルーズなどを楽しむ
1人あたり150万円~250万円(2人で300万円~500万円)の予算となります。
新婚旅行に行くならイタリアとフランスどっちがいい?
イタリアとフランスは、どちらも新婚旅行の行き先として人気の国です。最終的にはカップルの好みとなりますが、特徴を比較してみましょう。
イタリアの特徴
- 都市:古代ローマの遺跡や、ルネサンス時代の美術・建築など、深い歴史的背景を持つ都市や観光地が多いです
- 食事:ピザやパスタ、リゾット、ジェラートなどの伝統的なイタリア料理を楽しむことができます
- 風景:トスカーナの丘、アマルフィ海岸、ヴェネツィアの運河、ドロミテ山脈など、多様な自然や都市の景観が魅力です
- 芸術:ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ボッティチェリなどの芸術作品を多く観賞できます
- 気候:地中海性気候で、春や秋は特に過ごしやすいです
フランスの特徴
- 都市:「恋の都」パリは、エッフェル塔やセーヌ川など、ロマンティックな雰囲気に満ちています
- 食事:ワインやチーズ、クロワッサンなど、世界的に評価された料理を楽しむことができます
- 風景:アルプス山脈、ロワール渓谷の城、プロヴァンスの田園、リビエラ海岸など、多様な風景を楽しむことができます
- 芸術:ルーブル美術館やオルセー美術館など、文化価値・芸術価値の高い施設が豊富にあります
- 気候:地域によって異なり、北部は温帯海洋性気候、南部は地中海性気候です。特に春や初夏が快適に過ごせます
おすすめのポイント
イタリアは、歴史や文化、食事、多様な風景を楽しみたいカップルに向いているでしょう。特にルネサンス期の芸術や建築を好む方に最適です。
フランスは、高級料理やワイン、ロマンティックな雰囲気を楽しみたいカップルに向いているでしょう。特にパリの都市や、フレンチシックな体験に魅力を感じる方に最適です。
新婚旅行に行くならイタリアとギリシャどっちがいい?
同様に、ギリシャについても比較をしてみましょう。
ギリシャの特徴
- 都市:アクロポリスや、デルフィ、オリンピアなど、古代ギリシャ文明の遺跡が多数存在しています
- 食事:ギリシャ料理は、オリーブオイルや羊肉、ヨーグルトを基本にした、ヘルシーでフレッシュな食材を用いるのが特徴です
- 風景:サントリーニやミコノスなどのエーゲ海の島々は、青い海と白い建物が美しい、ロマンティックな風景となっています
- 芸術:ギリシャ神話に関連する芸術や建築が数多くあります
- 気候:地中海性気候で、夏は暑く乾燥しており、春や秋は穏やかです
おすすめのポイント
青く澄んだ海と、美しい島々、古代の歴史や神話、ヘルシーな食事を楽しみたいカップルに向いています。特にエーゲ海の島々や景色を楽しみ、リラックスした時間を過ごしたい方に最適です。
イタリアに新婚旅行に行くおすすめの時期
イタリアに旅行するならば、春と秋がおすすめです。それぞれの特徴をみてみましょう。
春(4~6月)
春はイタリア全土が穏やかな気候で、花々が咲き乱れる美しい時期です。
夏に比べて観光地が混雑していないため、落ち着いて回ることができます。
ただし、イースター(パクスア)の週末は、混雑するので要注意です。イースターの日は毎年変動しますが、3月末~4月中旬の日曜日となっており、その前後の連休は、イタリアのバカンスシーズンとなっています。
夏(7~8月)
観光地がとても混雑する上に、南部や都市部はとても高温となるため、過ごしにくくなります。
ただし、アルプス山脈などの高地は涼しいので、避暑地として訪れるのはよいでしょう。
秋(9~10月)
気候が涼しくなり、とても過ごしやすいです。
ワインの収穫シーズンともなるので、特別なワイン体験をできる可能性もあります。
イタリアの食材はこの時期が旬で、もっとも美味しいとされているので、食事を楽しむならば秋が最適です。
9月の始めはまだ混雑していることがありますが、段々と落ち着いてきます。
冬(11~3月)
北部は特に寒くなりますが、スキーを楽しめる地域もあります。
南部は比較的温暖です。
クリスマスイベントが各地で開催されており、その雰囲気を楽しむことができます。
新婚旅行で冬のイタリアを楽しむ方法
冬のイタリアは少し冷え込みますが、特別な魅力もあります。静かでゆったりとした新婚旅行を求めるならば、ぴったりの雰囲気を楽しむことができるでしょう。
冬のイタリアの魅力
夏の観光シーズンとは異なり、多くの観光地やホテルが空いているため、ゆったりと過ごすことができるでしょう。
北部のドロミティやアオスタ渓谷では、スキーなどのウィンタースポーツを楽しむことができます。
ボローニャ、トリノ、ミラノなどの都市では、クリスマスマーケットが開催され、伝統的な食事やクリスマスグッズを楽しむことができます。
毎年2月には、ヴェネツィアでカーニバルが開催されます。華やかな仮面や衣装で彩られたイベントが魅力です。
冬のイタリアの注意点
特に北部は冷え込むので、温かいコートやマフラー、手袋などの冬服が必要です。
シチリア島などの南部は比較的温暖ですが、それでも冬服は必要となります。
一部の施設やレストランは、冬季休暇を取ることがあるので、事前に営業日を確認しておきましょう。
まとめ 後悔しないイタリア新婚旅行のために
記事の内容をまとめます。
- イタリアの新婚旅行でのよくある失敗として、以下のようなものがある
- お金:予算オーバー、現金不足
- 犯罪:スリ、ぼったくり、詐欺、スキミング
- 服装:露出が多い、日差しが強い、疲れる靴
- 文化:英語が通じない、レストランの習慣
- 日程:予約が取れない、ストライキ、交通機関の遅延、混雑での遅延
- 新婚旅行先としてイタリアが人気の理由として、美しい街並み、美味しい食事、ルネサンス期の芸術・建築、地域ごとの特色、などがある
- イタリアに新婚旅行に行くならば、10日程度あると余裕をもって楽しめる
- イタリアに新婚旅行に行く予算は、定額プランなら2人で100万円~160万円、高額プランなら2人で300万円~500万円
- イタリアに旅行に行くならば、春か秋がおすすめ。特に秋は、食事がもっとも美味しい
- 冬のイタリアは、オフシーズンとなり、混雑を避け、価格を抑えることができる