横浜旅行と言えば、中華街やみなとみらいエリアが定番ですが、混んでいるところは嫌だし、なるべく歩きたくない、ということもあるかと思います。この記事では、なるべく移動で歩かないようにする方法と、観光客が少ない穴場スポットや、ちょっとマニアックな大人が楽しめる観光スポットについて、詳しくご紹介しています。
60代の横浜観光:なるべく歩かないで済ますには?
横浜旅行においては、まったく歩かないプランというのは難しいですが、移動で楽をすることはできます。ここでは、はとバス、あかいくつ、クルージング、横浜ランドマークタワーについてご紹介します。
はとバス
東京観光で有名な「はとバス」ですが、横浜エリアでも運行しています。
東京に比べれば数は少ないですが、一度チェックしてみるとよいでしょう。ぴったりのプランが見つかるかもしれません。
乗り換えの心配をする必要もないし、最初から時間の見通しが決まっているのも、嬉しい点です。
あかいくつ
「あかいくつ」は、横浜の観光エリアを周遊するバスです。横浜市営バスが運行しています。
一周1時間20分で、平日は30分間隔、土休日は15分間隔で運行しています。
料金は、1回乗車で220円、市営バス1日乗車券で600円です。その他、みなとぶらりチケット、横浜1Dayきっぷ等が利用できます。
停車駅は以下の通りです。停車駅周辺を散策するだけで、一日楽しめるでしょう。
- 桜木町駅前
- 馬車道駅前
- 万国橋・ワールドポーターズ前
- ハンマーヘッド
- 赤レンガ倉庫・マリン&ウォーク
- 日本代通り駅県庁前
- 中華街(朝陽門)
- 元町入口
- 海の見える丘公園前
- 元町入口
- マリンタワー前
- 山下公園前
- 大さん橋客船ターミナル
- 赤レンガ倉庫前
- ハンマーヘッド
- 万国橋・ワールドポーターズ前
- 馬車駅前
- 桜木町駅前
クルーズ
横浜では、多くのクルーズ・遊覧船が運行されています。
移動を目的としたものから、豪華なディナークルーズまで、プランも様々です。
乗船時間は30分~2時間程度となっています。歩かない観光を目的とするならば、長めのプランを選ぶとよいでしょう。
いくつか運行会社をご紹介します。
横浜ランドマークタワー
「横浜ランドマークタワー」は、みなとみらいにある複合ビルです。
ホテル、ショッピング、レストラン、展望フロアが揃っており、「もう全部ここでいいんじゃない?」という感じです。
みなとみらい駅とは直結しており、改札から徒歩3分です。
JR桜木町駅からは少し距離がありますが、「動く歩道」でつながっているので、ほとんど歩く必要はありません。
60代の横浜観光:大人のための穴場スポット
観光客が少ない落ち着いたエリアや、大人が楽しめる渋めの穴場スポットをご紹介します。
三溪園
「三渓園(さんけいえん)」は、175,000m2ある広大な日本庭園です。
各地から歴史的な建造物が移築されてきており、多くが重要文化財に指定されています。
全て見て回ると2時間程度となるでしょう。入園料は大人1名900円です。
日本丸メモリアルパーク
「日本丸メモリアルパーク」とは、みなとみらいにある公園のことなのですが、一般的には「帆船日本丸」と「横浜みなと博物館」のことを指します。
ですが、今回ご紹介するのはその公園部分です。
というのも、博物館の裏手にある遊歩道や芝生エリアは、なぜか観光客が少なく、空いているのです。みなとみらいで遊び疲れたら、息抜きに訪れると良いでしょう。素晴らしい眺めを体験できます。
もちろん、帆船日本丸や博物館もおすすめです。
公園部分は無料、日本丸は400円、博物館は500円、共通券は800円です。
横浜開港資料館
「横浜開港資料館」は、山下公園の近くにある資料館です。元々は英国領事館だった建物を利用しています。
幕末から昭和初期までの横浜の資料が展示されており、特に古写真が人気です。
こじんまりとした、ややマニアックな資料館なので、万人におすすめはできませんが、横浜の歴史に興味がある方ならば大いに楽しめるでしょう。
入園料は200円です。
海外移住資料館
「海外移住資料館」は、ハワイ・北米・中南米に移住した日本人についての資料館です。
入館料は無料ですが、なかなか本格的な展示内容となっています。
また3Fには、各国の料理を取り揃えた「ポートテラスカフェ」があります。空いているのに評判が高く、穴場スポットとなっています。
横浜人形の家
「横浜人形の家」は、世界中の人形を1万点以上収蔵している施設です。
常時3,500点が展示されている他、ユニークな企画展や、お土産に最適なミュージアムショップ、シアトルスタイルのカフェも人気です。
入館料は400円です。
横浜山手西洋館 山手イタリア山庭園
「横浜山手西洋館(よこはまやまてせいようかん)」とは、山手エリアにある7つの西洋館のことです。
横浜市が所有しており、無料で見学することができます。
場所ごとに、以下のように分けることができます。
- 山手イタリア山庭園
- 外交官の家
- ブラフ18番館
- 元町公園
- べ―リック・ホール
- エリスマン邸
- 山手234番館
- 海の見える丘公園
- 横浜市イギリス館
- 山手111番館
この中で穴場としておすすめなのが「山手イタリア山庭園」です。観光客も少なく、ゆっくりと過ごすことができます。
ただし、高台にあるので、少し急な坂道を登る必要があります。お散歩を楽しみたい方におすすめです。
称名寺市民の森
さらに本格的なハイキングを楽しみたい方におすすめなのが「称名寺市民の森(しょうみょうじしみんのもり)」です。
「称名寺(しょうみょうじ)」と「金沢山(きんたくさん)」周辺のエリアを指します。
金沢山は標高76mで、山というより丘程度ですが、ハイキングコースは本格的な山道です。足が悪い方はご注意ください。
崎陽軒 工場見学
「崎陽軒(きようけん)」は、横浜にあるシウマイ会社です。駅弁の「シウマイ弁当」で有名です。
横浜に来たら必ず食べるという方も多いと思いますが、今回ご紹介するのは、「工場見学」です。
所要時間は90分で、見学後は、できたてのシウマイを食べることもできます。料金は無料です。
予約は3か月前からできますが、すぐに埋まってしまうので、更新タイミングの午前0時を狙わないと難しいかもしれません。
キリンビール 工場見学
シウマイと来たら、ビールでしょう。
ということで、「キリンビール 横浜工場」の工場見学はいかがでしょうか。
所要時間は90分で、大人1名500円です。
こちらは、1ヶ月先であれば、予約は取りやすくなっています。
工場夜景クルーズ
上記でクルージングをご紹介しましたが、大人ならば、工場夜景クルーズがおすすめです。
工場夜景クルーズとは、川崎の工場エリアの夜景を、船上から見学するツアーです。
川崎は映画『ブレードランナー』のモデルになったとも言われており、SF感のある重厚な雰囲気が特徴です。
複数の会社が運行していますが、横浜発のツアーをいくつかご紹介します。
会社名 | コース名 |
---|---|
株式会社レクシステム(レクトラベル) | 工場夜景⁺PLUS |
株式会社ポートサービス | Kawasaki 超 工場夜景クルーズ |
株式会社ケーエムシーコーポレーション | 工場夜景ジャングルクルーズ |
工場夜景アドベンチャークルーズ |
万葉倶楽部
「横浜みなとみらい 万葉倶楽部」は、みなとみらいにある温泉施設です。
温泉、宿泊、食事、マッサージなど、ビル丸ごと楽しめるようになっています。
万葉倶楽部は全国にありますし、横浜の温泉も源泉ではなく、熱海と湯河原からタンクローリーで運ばれてきたものです。
ですから、横浜観光で行く意味はあるのかというのもありますが、旅行の疲れを癒やす時間として、スケジュールに組み込んでもいいのではないでしょうか。
60代の横浜観光プラン まとめ
記事の内容を一覧でご紹介します。
- 歩かない
- はとバス
- あかいくつ
- クルージング
- 横浜ランドマークタワー
- 大人が楽しむ・穴場
- 三溪園
- 日本丸メモリアルパークの裏手
- 横浜開港資料館
- 海外移住資料館とポートテラスカフェ
- 横浜人形の家
- 山手イタリア山庭園
- 称名寺市民の森
- 崎陽軒 工場見学
- キリンビール 工場見学
- 工場夜景クルーズ
- 万葉倶楽部