ソムリエの仕事がきついと言われる3つの理由

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ソムリエの仕事がきついと言われる3つの理由

2023年7月24日

ソムリエという職業は、ワインの専門家であるだけでなく、お客様の飲食体験を豊かにするという重要な役割を担っています。しかし、その仕事は一見するよりもはるかに困難で、多くの人が「ソムリエの仕事はきつい」と感じます。本記事では、ソムリエの仕事がなぜきついと感じられるのか、その理由を3つに絞って詳しく解説します。これらの理由を理解することで、ソムリエという職業に対する理解が深まり、また、自身がソムリエを目指す際の参考にもなるでしょう。

ポイント

  • ソムリエの仕事内容と、多岐にわたる業務
  • ソムリエの資格取得と、その難易度
  • ソムリエの仕事がきついとされる主な理由
  • ソムリエの年収と、収入面での課題

きついと言われるソムリエの仕事内容

ソムリエール

ソムリエとは

「ソムリエ(sommelier)」とは、ワインの専門家のことですが、その業務は多岐にわたります。ワインの知識を活かして、お客様に最適なワインを提案することが主な仕事ですが、そのためにはワインの知識だけでなく、ワインの仕入れ、ワインセラーの管理、メニューの考案、顧客管理など、飲食サービス全般およぶ作業があります。

ワインの知識としては、ブドウの品種、産地、製造方法、品質、風味などがあります。そしてそれらと最適な食事の組み合わせを考案します。

またソムリエは、ワインの品質を評価するための、特別な訓練を受けています。ソムリエは、視覚・嗅覚・味覚を使ってワインの品質を判断します。ワインの色、透明度、香りの強さ、香りの複雑さ、味わい、酸味、タンニンのレベル、アルコール度数などを、適切に分析をします。

そしてソムリエは、その知識を活かして、ワインの選択から提供までの全工程を管理します。

ソムリエはワインの専門家というだけでなく、お客様の飲食体験をより良いものにするという、重要な役割を持っています。

ソムリエの資格

一般的にソムリエになるには、自称するだけでは認められず、資格を持つことが求められます。ソムリエの資格は、フランスやイタリアでは国家資格ですが、日本では民間資格となります。ソムリエ資格を認定している代表的な団体として、「日本ソムリエ協会(JSA)」「全日本ソムリエ連盟(ANSA)」があります。

日本ソムリエ協会(JSA)

一般社団法人日本ソムリエ協会」は、1969年に「飲料販売促進研究会」として設立された団体が元になっています。1985年から、ソムリエ資格の認定を行っています。

国際ソムリエ協会」にも加盟しており、日本では一番権威があるソムリエ資格となります。日本国内で、数万人の資格保有者がいます。

ソムリエとなるには、3年以上の実務経験と現職であることが求められます。実務経験がない愛好家向けには、ワインエキスパートという資格があります。

名称要件
ソムリエ3年以上の酒類・飲食業務経験
ソムリエ・エクセレンスソムリエ認定後、3年目以降
10年以上の酒類・飲食業務経験
ワインエキスパート満20歳以上
ワインエキスパート・エクセレンスワインエキスパート認定後、5年目以降
満30歳以上

全日本ソムリエ連盟(ANSA)

全日本ソムリエ連盟」は「料飲専門家団体連合会」に所属する団体で、1997年からソムリエ資格の認定をしています。

団体の主催する講座を受講すると、最終的に資格が認定されるという流れです。実務経験は必要なく、ワインの勉強をしながら資格も取得できるという、JSAよりカジュアルなものです。日本国内で数千人の資格保有者がいます。

名称要件
ワインコーディネーター/ソムリエ満20歳以上
指定の講座受講
ワインナビゲーター指定の講座受講

ソムリエの就職先

一般的にソムリエの就職先は、レストランやホテルとなりますが、その範囲をもっと広げることもできます。具体的には、以下のようなものがあります。

  • レストラン
  • バー
  • ホテル
  • ワインメーカー
  • ワインショップ
  • ワイン輸入業者
  • ワインコンサルタント
  • ワイン評論家
  • ワインスクール・セミナー講師

ワインメーカーや輸入業者であれば、ワインの知識を活かして、マーケティングや販売戦略を立てることができます。

ワインショップには、ワイン専門店から、ディスカウントショップ、百貨店、スーパーまで、幅広い形態があります。

個人で、コンサルタントや評論家として活動することもできます。飲食サービスだけでなく、ワイン文化全体の向上に貢献することができます。

ソムリエの仕事内容

ソムリエの職業は、上記のように様々ですが、例えば飲食店のマネージャーになったとすると、ワイン以外にも多くの業務をこなす必要があります。

営業前には、店内の清掃や、スタッフへの指示、料理の準備、ワインのチェックなどがあります。営業中は、お客様のご案内や、オーダー、配膳、会計、そしてもちろんワインの提案やサーブがあります。営業後は、売上管理、スタッフ管理、顧客管理、発注管理など、多くの管理業務があります。

通常の業務終了後には、ワインの勉強や、料理のペアリングの研究など、ワインのスペシャリストとしての修練が必要となります。

ソムリエの年収

ソムリエの年収は、専門性や経験、環境によって大きく代わりますが、一般的に初任給は約300万円から400万円とされています。そもそも、ソムリエとして採用されるわけではなく、ソムリエの資格は必須ではなく、歓迎要件であることが多いです。

ソムリエとして経験を積み、高級レストランや、五つ星ホテルに採用されれば、年収が600万円を超えることも珍しくありません。

しかし飲食業界全般が、そこまで高給料ではないため、それ以上の年収を望むのであれば、自らが経営者となるか、コンサルやセミナー講師として活動するなど、飲食店スタッフではない働き方が求められます。

ソムリエの仕事がきつい理由

疲れたソムリエ

資格を取るまでがきつい

まず一般的に、ソムリエを名乗るのであれば、日本ソムリエ協会(JSA)のソムリエ認定試験に合格する必要があります。一次試験がCBT(Computere Based Testing)、二次試験がテイスティング、三次試験が論述と実技です。ワインについて、かなり詳細な知識が問われ、合格率は30%ほどと、なかなか厳しい試験です。

受験資格として、「酒類・飲料」を扱う職務を3年以上経験し、現職であることが求めれます。

忙しい毎日の中で、仕事をしながら、ワインの勉強をすることは、とても大変なことです。時間と労力を要し、物理的にも・精神的にもきついと感じる人が多くいます。

ワイン以外の仕事がきつい

ソムリエというと、ワインの選択や提供が主な仕事と思われがちですが、それだけがソムリエの仕事ではありません。実際には、ワイン以外の仕事も多く、それらがきついと感じるソムリエも少なくありません。

ワイン以外にも、一般的なビジネススキルや、マネジメントスキル、コミュニケーションスキルが必要となります。

特にきついと感じるのは、コミュニケーションです。コミュニケーションの相手として、スタッフ・ビジネスパートナー・顧客があります。だいたいにおいて、理不尽なことばかりで、つらい思いをすることになります。

また飲食業界全般に言えることとして、体育会系で、長時間労働が当たり前のことが多いです。

ワインのことであればどれだけ大変でも耐えられるが、それ以外のことでは我慢できない、と感じる人は多くいます。

収入面できつい

ソムリエの仕事がきついと感じる理由の一つに、収入面が挙げられます。ソムリエの初任給は約300万円程度と、他業種と比較すると、やや低い水準です。

一方でソムリエは、ワインの知識を深めるために、新しいワインの試飲をするなど、自己投資が必要となる職業です。しかしその自己投資をする費用をカバーするだけの収入が得られない場合もあります。

またワインは、富裕層の嗜みとしても知られています。富裕層が多くの高級ワインをコレクションする一方で、ワインのプロである自分がそれらを手にすることができない、というギャップを感じることもあります。

しかしソムリエの仕事は、経験やスキルとともに、収入も大きく上がる可能性があります。ワインのブランドがあるように、自分の名を一流ソムリエとしてブランド化できれば、ビジネス上大きな成功が見込めるでしょう。

まとめ

記事の内容をまとめます。

  • ソムリエの仕事は、ワインの選択や提供だけでなく、多岐にわたる
  • ソムリエの仕事はコミュニケーションが重要であり、スタッフ、ビジネスパートナー、顧客との関係管理が求められる
  • 長時間労働が当たり前という飲食業界全般の特性がソムリエにも当てはまる
  • ソムリエの初任給は約300万円程度であり、他業種と比較するとやや低い
  • ソムリエは新しいワインの試飲など、自己投資が必要な職業である
  • ソムリエの資格を取るまでの過程は物理的、精神的にもきついと感じる人が多い
  • ソムリエの年収は専門性や経験、環境によって大きく変わる

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