アイスワインの賞味期限と美味しい飲み方について

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アイスワインの賞味期限と、美味しい飲み方について

2023年8月23日

アイスワインとは、凍ったワインのことではなく、凍ったブドウから作られた超甘口のデザートワインのことです。とても甘いので、料理のペアリングは難しいですが、それ単体でデザートのように楽しむことができます。この記事では、アイスワインとは何か、他のデザートワインとの違い、適切な保存方法、賞味期限、おすすめのつまみなどについて、詳しく解説しています。

ポイント

  • アイスワインとは
  • アイスワインの飲み方
  • アイスワインの保管方法
  • アイスワインの賞味期限

アイスワインとは?賞味期限はない?

アイスワインのブドウ

アイスワインとは

「アイスワイン(Icewine)」とは、低温下で自然凍結したブドウの実を収穫し、その凍ったブドウから絞ったジュースで作られるワインです。

ブドウの水分は凍りますが、糖分やミネラルは凍らないため、その果汁は超高糖度となり、とても濃厚な甘口ワインとなります。

ブドウが凍るためには、-7℃以下になる必要があるので、アイスワインの産地は限られます。主な産地としては、カナダやドイツ、オーストリアが知られています。

アイスワインの原料のエキスは、ブドウ一房からスプーン1杯程度と、ごく少量しか取ることができません。気候によってはブドウが凍結しない年もあります。また凍るのを待っている間に、病気になったり、動物に食べられてしまうリスクもあります。

そのためアイスワインの生産量は少なく、高価で希少なワインとなっています。

カナダのアイスワイン

アイスワインと言えばカナダというくらいに、カナダのアイスワインは国際的に高く評価されています。

生産地域

オンタリオ州のナイアガラ半島と、ブリティッシュコロンビア州のオカナガンバレーが特に有名です。

冬は寒く、夏は暖かいという気候が、アイスワインの生産に適しています。

生産基準

ブドウは自然に凍るまで待ち、-8℃以下で収穫されます。

人工的に冷凍したブドウからワインを作ることはできますが、アイスワインを名乗ることは許可されていません。

ブドウの品種

主に白ワイン用の「ヴィダル」「リースリング」という品種が使用されます。

一部で、赤ワイン用の「カベルネ・フラン」などの品種が使われることもあります。

特徴

カナダのアイスワインは、高い糖度と、アプリコットやハチミツのような、トロピカルなフレーバーが特徴となっています。

ドイツのアイスワイン

アイスワインはドイツ語で「Eiswein」と呼ばれています。

アイスワインの製法は、ドイツで偶然発見されたと言われています。18世紀末のドイツで、寒波により収穫前のブドウがすべて凍ってしまいました。通常であれば破棄するところを、そのままワインを作ってみたところ、たいへん甘いワインが仕上がったということです。

その後、オーストリアとカナダへ生産方法が伝わりました。

近年は、温暖化の影響で、アイスワインの生産量は減少しています。

生産地域

ライン川周辺のラインヘッセン地方・ファルツ地方や、モーゼル側周辺のモーゼル地方が有名です。

生産基準

カナダでは-8℃以下ですが、ドイツでは-7℃以下で収穫されます。

ブドウの品種

主に白ブドウの「リースリング」が使用されます。

特徴

甘いながらも、シトラスのようなフレッシュな風味があるのが特徴です。

貴腐ワインとアイスワインの違い

アイスワインと同じような超甘口ワインとして、「貴腐(きふ)ワイン」があります。どちらもまったく製法は異なりますが、ブドウの水分がなくなることで甘口になるという共通点があります。

貴腐ワインは、ブドウが「貴腐菌(ボトリティス・シネレア)」という、特定のカビの働きが必要です。このカビは、ブドウの皮に穴を開けるので、中の水分が蒸発し、ブドウが乾燥します。これにより糖分が濃縮されるので、とても甘いワインが生まれます。

アイスワインは、冬に氷結したブドウを使用することで、水分が氷として除外され、糖分が濃縮されます。

貴腐ワインの風味は、ハチミツ、ジンジャー、キノコなど、滑らかで独特な風味があります。

一方アイスワインは、リンゴやピーチなどの、フレッシュなトロピカル感があり、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。

貴腐ワインは、フランスやハンガリーで作られています。

アイスワインは、カナダやドイツが有名です。オーストリアやアメリカの一部でも生産されています。

デザートワインとアイスワインの違い

デザートワインとは、甘口のワイン全般のことです。甘いので、食後にデザートと一緒に飲んだり、またはデザートの代わりに飲んだりすることから、デザートワインと言われています。

アイスワインは、デザートワインの一種です。

デザートワインに明確な定義はありませんが、一般的に次のワインが分類されることが多いです。

  • アイスワイン:ブドウが凍ることで、糖分が濃縮される
  • 貴腐ワイン:カビがブドウの皮に穴を開けるので、水分が蒸発し、糖分が濃縮される
  • ヴィンサント:ブドウを天日干しにして、水分を蒸発させる
  • ポートワイン:発酵途中にブランデーを加えることで発酵を止め、糖分を残す
  • 甘口シェリー:天日干しや、ブランデーの追加など
  • ミュスカデ:発酵後のワインと澱を一緒にして熟成させる

アイスワインはどこで買える?

アイスワインは、ワインが売っている場所であれば、どこでも買えます。酒屋やデパートの他、成城石井やカルディなどにも置いてあるでしょう。インターネット通販の方が品揃えがいいかもしれません。

注意が必要なのが、アイスワインとしてではなく、デザートワインや甘口ワインの一つとして並べられていることが多いということです。

アイスワインは、普通のワインより高めではありますが、超高額というわけでもないので、探してみるのもいいのではないでしょうか。

アイスワインの飲み方

一般的にワインは、食事と一緒に楽しむものですが、アイスワインはとても甘いので、食事には合いません。アイスワイン独特の風味を味わうためにも、単体で楽しむことがおすすめです。

提供温度は、8~12℃が適切とされています。アイスワインという名前だからといって冷やしすぎると、風味が閉じてしまいます。室温よりもやや冷たいくらいの状態が、最も香りを引き立てます。

グラスは、通常のワイングラスよりも、小さめのグラスが推奨されています。小さなグラスがない場合は、少量ずつ注ぐようにしましょう。

一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ楽しむのがおすすめです。

アイスワインのつまみ

アイスワインは甘いので、少し塩分や酸味があるつまみがよく合います。

アイスワインのペアリングとして、おすすめの料理やつまみを、いくつかご紹介します。

フォアグラ

アイスワインの甘さが、フォアグラのリッチさとバランスを取るので、定番のペアリングとなっています。

チーズ

ブルーチーズなど、塩分が強めのチーズとよく合います。

フルーツ

ストロベリー、ラズベリー、キウイなどのフレッシュなフルーツがよく合います。タルトにしてもいいでしょう。

デザート

クリームブリュレ、チョコレートムース、チーズケーキなど、リッチなデザートがよく合います。

ナッツ

アーモンドやウォールナッツがおすすめです。キャラメルやチョコレートでコーディングされたナッツは、デザートとしても楽しめます。

燻製

サーモンやチーズの燻製は、風味が効いていて、アイスワインとよく合います。

東南アジア料理

アイスワインは料理に合わないと言いましたが、東南アジアのスパイシーな料理は、甘さと辛さのコントラストで、良いペアリングになる可能性があります。

アイスワインの賞味期限と保管方法

カナダのオカナガン渓谷にあるアイスワイン畑

未開封のアイスワインの賞味期限

アイスワインは凍ったブドウから作られますが、ワイン自体が凍っている訳ではありません。普通のワインと同じです。もちろん保存するときも、凍らせるのではなく、少し涼しい場所に、静かに寝かせておきます。

一般的には、10~15℃程度の環境で、光や振動を避け、温度や湿度が変化しないように一定に保ちます。長期保存をするならば、専用のワインセラーがあるとよいでしょう。

適切な状態で保存されていれば、未開封のアイスワインは10年以上保存することができます。ただし保存年数が長くなると、風味や色合いが変化する可能性があるので、どの程度の保存期間が向いているのか、専門家にアドバイスを求めるのもいいでしょう。

開封済みのアイスワインは、封を戻して冷蔵庫に保管することで、数日から1ヶ月程度は持たせることができます。

アイスワインの保存方法

アイスワインを長期保管するならば、専用のワインセラーがあることが望ましいです。温度を10~15℃、湿度を50~75%に保つようにしましょう。

冷蔵庫で保管するならば、横置きにするようにしましょう。

横置きにする理由は、コルクとワインが接触し続けることで、コルクが乾燥することを防ぐためです。また、ドアポケットに縦置きすると、ドアを開け締めする度に振動が伝わってしまいます。

開封後は、縦置きの方が望ましいとされています。これは、空気との接触面積が小さくなるためです。冷蔵庫で保管すれば、1ヶ月程度は持つとされていますが、なるべく早く飲むことが推奨されています。

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アイスワインに限らず、全てのワインは時間とともに成分が変化し、変色していきます。

アイスワインには白と赤の両方が存在しますが、大部分は白ワインです。白ワインの方が、赤ワインよりも、変色が分かりやすいということはあるでしょう。

基本的には、アイスワインの変色については、普通の白ワインと同じと言えます。ワインが変色したからといって、品質が劣化したということにはなりませんが、風味が変化した可能性はあります。簡単に言えば、不味くなったということです。飲んでも健康上の問題はありませんが、美味しくない可能性はあるということです。

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アイスワインが他の白ワインと異なるのは、その甘さです。この甘さが変化していったときに、美味しく感じるかどうかは、飲んでみないと分かりません。

まとめ アイスワインの賞味期限は?

記事の内容をまとめます。

  • アイスワインとは、自然に凍結したブドウから作った、超甘口ワイン
  • アイスワインと同じデザートワインとして、貴腐ワイン、ポートワイン、シェリーなどがある
  • アイスワインの産地は、カナダとドイツが有名
  • アイスワインは白ワインが多い。一部赤ワインもある
  • 未開封のアイスワインは、保存状態が適切であれば、10年以上持つ
  • 開封済みのアイスワインは、数日以内に飲むことが推奨される
  • 開封済みのアイスワインは、密封して冷蔵保存すれば、1ヶ月程度は持つ
  • アイスワインは甘いので、料理には合わない
  • アイスワインに合うつまみは、塩分や酸味があるもの

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